繊維・生地辞典
2016年02月09日
アトラス(5枚朱子)
アトラスという語はヨーロッパでは5枚朱子または8枚朱子をいい、絹を表にして綿を裏にした織物です。表は非常に光沢があるが裏はつやがありません。
アトラスの語源と由来
アトラスという語はもとはインドのattcus attissimaという繭から取られた絹のことをattacus atlasといったところからきています。インドではこのシルクを使って色彩の豊かなストライプの絹織物を織って18世紀のはじめころヨーロッパへ輸出していました。
よく使われる用途
ドレスや裏地に使われます。また、atlasという語は綿のたてメリヤスにも用いられ、ニットの表面は1~2cm幅の斜めに交差するストライプがあしらわれています。手袋などにも用いられます。